素晴らしい音色

辻井伸行さんといえば、盲目のピアニストとして知られています。
辻井さんといえばピアノの演奏ですが、この辻井さんがパイプオルガンの演奏に挑戦されたそうです。
辻井さんのパイプオルガンはこちらで見れます。

ロック時代に最も価値の高いとされているパイプオルガンで、その姿は初めて演奏する楽器に少し戸惑いながらもあまりの楽しさに時間を忘れ、自分とパイプオルガンだけの世界に溶け込んでいるかのように見えました。

私でさえオルガンの音色を聞いた時になんて素晴らしい音色なのだろうと感動しましたし、ピアノとは違って空気の中を通り抜ける独特の音色に魅了されます。
目が見えていない辻井さんは私達よりもはるかに耳の機能そのものが優れているでしょうから、同じ音色を耳にした時にどれくらい違うイメージができているのか、頭の中で努力と世界が広がっていくのか想像すらできません。
きっと頭の中には私達の何倍ものイメージ、辻井さんだけの世界が広がっているのでしょう。
オルガンを弾いている時の辻井さんの表情を見ていると、辻井さんの頭の中に広がっている世界やイメージを一度でいいから見てみたいという好奇心に駆られてました。